柊研究所の備忘録

アート×ものづくり×教育を考える研究者です。

沖縄の工芸品から学ぶものづくりで独立するヒント

 

沖縄は早朝がきれいです。日が昇る時間、薄っすらと敷かれた水の上に朝日とそれが写り込む。それを観るだけでも沖縄に行く価値があります。

 

 

ただ、今回から書きたいのは、沖縄のきれいな海の話ではなく、沖縄のものづくりについて。

沖縄ではやちむんと呼ばれる陶器が伝統工芸として親しまれています。最も盛んな読谷村には約64の工房があります(読谷村観光協会調べ)。例えば、こんな感じ。

 

 

オシャレです。

伝統工芸と聞くと、ちょっと渋くて若者には近寄りがたいイメージもありますが、読谷村にあるやちむんはモダンなデザインも多くて、ついつい手に取りたくなります。看板ネコにも惹かれます。

 

読谷村だけでなく、那覇よりも南側にある南城市にはコココという陶器屋さんがあります。

 

 

店長のデザイナーさんがつくった空間は商品だけでなく店全体にこだわりがみえます。こんな思わず立ち寄りたくなる個人商店が沖縄にはたくさんありました。

 

 

 

 どんなに魅力的な商品でもそのものだけではなかなか買うという決断が出来ません。でも、旅行先で地域に根ざした魅力的なものがあればそれは十分な理由になります。観光というちょっとした入口さえあれば人々の目は伝統工芸に向きます。その後はそれぞれのクリエイターの腕の見せ所です。数と安さで勝負しては個人商店に勝ち目はありません。その土地に根ざしたニッチな分野でファンを増やしていくのが生きる道なのだと思います。

 

 

質問箱を設置しました。

 

 

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