柊研究所の備忘録

アート×ものづくり×教育を考える研究者です。

話がわかりやすい人が意識している2つの鉄則

第13回は、『話し方』について、書きます。

 

研究者、経営者、コンサルタント、教師、そうした専門職はもちろんのこと、それ以外の職種の人も、ビジネスの場で成果をプレゼンテーションしたり、上司を説得したり、SNSに投稿して共感を得たりと、様々なところで人はわかりやすい話し方を必要としています。

 

わかりやすい話し方とは、なんでしょうか?

 

研究者と講師の経験から身につけたわかりやすい話し方の2つの鉄則を紹介します。

 

結論を最初に話す

 

一番大事な事は最初に伝える。これがわかりやすい話し方に向けた第一歩です。

 

例えば、サスペンスの映画を思い出してみてください。最後の最後でどんでん返し、よっぽど一生懸命観てないと仕掛けに気づけません。

 

でも、もしこれが最初に大事な事を教えてくれてたらどうでしょうか?

 

あっ、そうか。この人、犯人だからこんなこと言うのか。

 

とか、すごくストーリーがわかりやすくなります。

 

聞き手が何を聞きたがっているのか、それを最初に伝えることで、あなたが本当に伝えたいことをスムーズに伝えることができます。

 

出来るだけ短い言葉で

 

人民の、人民による、人民のための政治

 

誰もが知っているアメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンのゲティスバーグ演説。

実はこの演説、たったの2分だったらしいです。

 

これは、ストーリーの核心に2分で到達したとも言えます。

 

話したいことの本質を理解して簡潔な言葉で伝えると、議論はスムーズになります。

 

最近は、Twitter、NewsPicks など限られたコメントで発信できるツールがたくさんあるので、ニュースなどを例にコメントしてみるのも簡潔な言葉の練習になると思います。

 

 

最後に話し方を学べる本の紹介です。

 

『To sell is human』

ダニエル・ピンク

 

セールスの話なのですが、紹介、説得、プレゼンテーションの全てに共通する内容です。

僕は原著の方を読みましたが、日本語版も講談社から出ていましたので、そちらも貼っておきます。

 

 

To Sell Is Human: The Surprising Truth About Moving Others

To Sell Is Human: The Surprising Truth About Moving Others

 

 

 

人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する! (講談社+α文庫)

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