柊研究所の備忘録

アート×ものづくり×教育を考える研究者です。

ディープワークをつくる方法

第9回は、前回に続き『ディープワーク』について書きます。

 

 

----- 前回の記事はこちら-----

ディープワークに集中するために。 - 柊研究所の備忘録

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前回は、ディープワーク(自分のやるべき深い仕事)の時間をいかに確保するか、について書きました。

 

もうひとつ重要なこと『自分のディープワークをどうやってつくるか』です。

 

いくらディープワークの時間を確保しても、そもそも自分のディープワークを持っていなければ、時間をかけるべき対象が見つからない。

 

どうやってつくるのが良いのか、それが仕事でも私生活でも、、

 

僕が重要だと思う事は、

 

 

偉人をマネすること

 

 

マネすると言われるととても悪いようにとられるかも知れません。しかし、多くの場合、最初の一歩はマネから始まります

 

初めからクリエイティブな仕事はできません。自分の身の周りの、もしくはその分野の一流の人で、最も感銘を受ける人の魅力的な仕事の仕方をマネてみる。初めのうちは見よう見まねで、そのうち、何人かの人のやり方を組み合わせて。

 

そうしていくうちに、一見すると関係の無い遠い分野のものでも思わぬ活用方法があることに気がつきます。例えば、ピカソの絵の描き方を電化製品の開発に活かすとか。

 

元のアイデアから離れた分野での応用例は、マネであってもオリジナリティ溢れるアイデアとなり、元が一流のアイデアなので広く活用しても廃れにくい。

 

大事な事は、(これは、僕の恩師からの受け売りですが、)常に『これは僕の仕事に使えないだろうか?』という問いをし続けること。

 

単純だけど難しいです。日常の生活は実は発見に溢れています。僕たちの過ごしている日常は、先人たちが積み上げたイノベーションの成果なのですから。当たり前の事であればあるほど、日常に溶け込んだすばらしいアイデアなんだと思います。

 

そんな視点で毎日を過ごしてみるとふとしたところから、ディープワークをつくるヒントがでてくるかもしれません。

 

 

大事なことに集中する

大事なことに集中する